ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

浄化槽の役割としくみ

ページID:0051972 更新日:2022年8月5日更新 印刷ページ表示

浄化槽の役割

浄化槽とは、トイレからの汚水や洗濯・風呂場・台所等からの生活排水を微生物の働きにより浄化し、できるだけきれいな水にして放流するための施設です。
生活排水がきれいに処理されず川や湖に放流されると、水の汚濁がすすみ、魚も住めなくなり、美しく豊かな自然は崩壊してしまいます。
浄化槽は、私たちが生活する環境や自然環境を守るため、重要な役目を担っています。
 

 浄化槽の種類

・単独処理浄化槽・・・トイレの汚水のみを浄化し処理する浄化槽のことです。
           トイレ以外の生活排水は、処理されずそのまま水路や川へ放流されます。
 ※浄化槽法の改正により、平成13年4月以降、新たな単独処理浄化槽設置は認められていません。
 
・合併処理浄化槽 ・・・すべての生活雑排水(トイレ・風呂・台所等)を一緒に処理する浄化槽です。
            現在浄化槽を新設する場合は、合併処理浄化槽を設置することとなります。

 

 浄化槽のしくみ

トイレや台所などから流された汚水は、まず嫌気ろ床槽(第一室)に入ります。嫌気ろ床槽では、汚水中の浮遊物を分離、貯留します。
ろ材の表面に付いた嫌気性微生物(酸素のないところではたらく微生物)が汚水に含まれる有機物を分解します。

その後、嫌気ろ床槽(第二室)を通り、同じ処理をくりかえしてから、接触ばっ気槽へ入ります。
ここでは、好気性微生物(酸素のあるところではたらく微生物)がさらに有機物を分解します。

こうして処理された水は、沈殿槽をとおり、きれいな上澄み水と汚泥に分離されます。
上澄み水は、消毒槽内の塩素剤により消毒され放流されます。
このように、微生物の働きを利用し水を浄化させることで、きれいな水を放流することが可能となります。
浄化機能を維持させるために、たまった汚泥を抜き取る清掃や、機能を維持する保守点検による適正な管理が重要となるのです。
​ 

 ※浄化槽の管理についてはこちら ・・・ 浄化槽の適正な管理について
   
 ・嫌気ばっ気接触好気方式の例
 嫌気ろ床接触ばっ気方式の例

 

関連情報

浄化槽の適正な管理について

浄化槽の各種届出について

小型浄化槽設置整備事業補助金について

申請・届出様式12「小型浄化槽設置整備事業補助金」