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第38回「いのち・愛・おのみち」人権講演会・おのみち市民大学講座を開催しました。
国連で、世界人権宣言が採択された翌年の昭和24年から、毎年12月4日から10日までを「人権週間」と定め、全国的に人権意識の高揚を図るための啓発活動が展開されています。
尾道市においても、市民一人ひとりに人権尊重の理念を普及し、それに対する市民の理解を深めることを目的として、第38回「いのち・愛・おのみち」人権講演会・おのみち市民大学講座を開催しました。
11月29日(土曜日)しまなみ交流館で、13時から尾道人権擁護委員協議会により、第44回全国中学生人権作文コンテスト入賞者表彰式を行い、作文の朗読をしていただきました。
13時30分からは人権講演会として、講師に俳優の佐野史郎さんをお迎えし、「これまで、そして、これから ~病と向きあい感じたこと~」と題してお話しいただきました。
司会者とのトークショー形式で行った今回の講演では、佐野さんから「闘病生活や病と向きあい気づいたこと」、「俳優としての仕事や現場で出会った人たちのこと」、「ライフワークとされている小泉八雲の小説の朗読のこと」などについてお話しいただいたほか、怪談を朗読していただく場面もありました。
参加された方からは、「起こったことをきちんと受け止め、それを自分の職に生かす“視点の変更”に感激した。」「自身を客観的にみる、取材対象としてみることで、病と向きあい辛さを乗り越えられた点に精神的強さや柔軟さを感じた。」「朗読がとても素晴らしく、ずっと聴いていたかった。」など、多くの感想が寄せられました。
この講演会が、参加者のみなさんにとって人権や命の大切さについて改めて考える良いきっかけになったようでした。





