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2024はーとふる講座(第2回)を開催しました。

ページID:0045348 更新日:2024年10月28日更新 印刷ページ表示

誰もがここにいていいと思えるまちに~若者支援の軌跡と未来~

 講師 中村友紀さん 講演の様子

 台風接近に伴い順延しておりました2024はーとふる講座(第2回)を、10月19日(土曜日)13時30分から瀬戸田市民会館にて開催しました。

 講師にNPO法人どりぃむスイッチ理事長の中村友紀さんをお迎えし、「誰もがここにいていいと思えるまちに~若者支援の軌跡と未来~」と題してお話しいただきました。

 中村さんは2013年に福山市でNPO法人を立ち上げ、若者支援の活動を始めました。はじまりは小さな若者の居場所づくりからで、若者の就労支援や児童養護施設等で育った若者の生活支援などへ活動が広がりました。家で一人で居る子どもや親を頼れない子どもにとって、その「居場所」は心が前向きになる安心感、心地よい場所であることを大切にし活動しています。

 虐待相談ダイヤル「189(いちはやく)」への通報では、約1割が児童相談所で保護され、約9割は家庭に帰されている実態があるそうです。中村さんが生活支援する事業所では、トラウマ経験の影響を考慮し、そわそわ眠れない子や暴力され続け常にビクビクしている子どもに対して、言葉では表現できない「心の声」を聴ける関係性であり続けることを大切にしています。

 多岐にわたる支援活動や、子どもを取り巻く社会問題についてわかりやすく知ることができました。また、コミュニケーションが苦手で生きづらさを感じ苦しんでいる若者が多いなか、「居場所」の必要性や関わり方について学びの多い講演会となりました。

 受講者からは「光の見えない中で悩んでいる若者への支援活動が素晴らしいと思いました」「人と人との付き合いの原点を学んだように思います」「地元でも支援を必要としている若者がいるのかと思うと私たち大人がどう関わっていくべきか考えさせられました」など感想が寄せられました。