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「尾道市男女共同参画講演会」を開催しました。

ページID:0038614 更新日:2025年2月6日更新 印刷ページ表示

命の参観日~多文化共生から考える男女共同参画~

 講師 玉城ちはる  講演の様子

 1月25日(土曜日)芸予文化情報センターにおいて、シンガーソングライターの玉城ちはるさんをお迎えし講演会を開催しました。

 講演では、いじめ問題や子育てに対する周囲の理解不足、家族のコミュニケーションなど、学校や社会で生じる誤解やすれ違いに対し、解決の糸口となるお話を、笑いを交えながらしていただきました。その根本にあるのは、ホストマザーの経験で実感した「他者を理解し、違いを認め合う」ということで、このことは、第2次尾道市男女共同参画基本計画「あなたもわたしも自分らしく生きるまち尾道」に通じるものでもありました。

 ホストマザーとして外国人のお世話をした時に、言葉や食文化、考え方の違いからコミュニケーションが上手く取れず悩んだこと、「自分の価値観」が絶対に正しいという思い込みや押し付けが原因であったことなど自身の体験に基づくお話は、わかりやすく心に残るものでした。

 また、今日の講演会で伝えたいこととして次の3点を挙げられました。

1.「自分の気持ちは言葉にする(言語化)」

 けんかをした際の仲直り方法として、ぜひ試してほしい「やさしさ貯金ゲーム」。手と手を繋ぎ、目と目を見て、相手に直してほしいところ・相手の良いところをお互い言葉で言います。最後は「ごめんなさい ありがとう 大好き」と一緒に言います。相手を否定するのではなく改善してほしい気持ちを伝え、誤解やすれ違いを解きほぐします。

2.「まずは自ら動き出す(行動力)」

 辛いことがあった時、人のせいにしないで自分から動き出し、自分を信じることが大切です。自分を信じることができるなら、他人を信じれるようになります。他人を信じれるようになれば、結果として他人からも信じてもらえるようになるのです。

3.「相談できる能力(相談力)」

 親が心配することを理由に相談カウンセラーに相談しない子どもたちがいるという現状について、子どもたちにとって相談できるのは大事な能力で、「相談=元気に生きるための予防」といっていいでしょう。

 来場者からは「実践に基づいた話に心打たれました。明日からの元気をいただきました」「自分の意見を言うことも大切ですが、自分と同じ人はいないということを忘れず、受け入れる心を持とうと思いました」「わかりやすく多文化共生を理解することができました」などの感想が寄せられました。

 講演の中では、自身の思いを綴った楽曲を、住さんのピアノ演奏とともに披露していただきました。玉城さんの明るい笑顔は、辛い過去や多文化の子どもたちから学び得たやさしさや力強さからなるもので、前向きになれるパワーをいただきました。