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国立公園高見山

ページID:0000250 更新日:2024年9月18日更新 印刷ページ表示

高見山は標高283mで、山頂からの展望は四方に開け、四国山脈を望み、瀬戸内海に浮かぶ島々を一望することができる「国立公園」です。
桜や夕日の名所としても知られ、また10月~11月にかけてはタカが数十羽飛来する、有数のバードウオッチングのポイントにもなります。

因島大橋を望む展望台からの風景瀬戸のうたみち
向島の南側、立花海岸にある「高見山・立花自然活用村登山口」から高見山展望台を目指すと、「瀬戸のうたみち」と呼ばれる自然散策道があり、道なりに点在する22点の石碑には、著名な俳人・文人の詩歌が刻まれています。

千種有功

千種有功

郭公

「ほとゝぎす高見青陰なきわかれ うたしま人のきゝあかんまで」

小林一茶

小林一茶

「しづけさや春を三島の帆かけ舟」

作者不明

作者不明

明現宮 翠月

「神います明現山の影浮ぶ余崎の海ぞとはに栄えむ」

作者不明

作者不明

高見山山頂七景 蛟月

  • 朝暾 ぬっと出る旭の光高見山
  • 昼餉 尾を引いた汽船の煙に昼餉
  • 黄昏 真帆片帆島から出たり這入ったり
  • 春 春の海霞の中に島浮ぶ
  • 夏 涼風に覚えず襟を正しけり
  • 秋 むれ島の山の端うつす秋の月
  • 冬 雲に出た四国連山雪景色

吉井勇

吉井勇

「いにしへの海賊島の夜の灯を 遠く眺めてなつかしみ居り」

今川貞世

今川貞世

「歌の島軒の下にはおとづれて ふねにはのりの声ぞきこゆる」

頼春水

頼春水

遊賀島

海雲深き處樓臺に湧き 恕リ纜攀登すれば壮観なるかな且つ巌廊を識れば宜しく夜座すべし 千帆遠く月辺より来る」

三条実萬

三条実萬
「秋の夜の月影みても萬代に くもらぬ御代をおもひこそすれ」

作者不明

作者不明

「千代こめる松原近く波よせば いにし昔をしのぶ浦浜」 蛟嶽

高浜虚子

高浜虚子

「春潮や和寇の子孫汝と我」

千種有政

千種有政
烏崎秋月

「水運萬里海天の秋 玉鏡高く千樹に懸って幽なり 烏鵲頻りに洲渚の外に飛び 金波更に碧波に映じて流る」

豊岡尚資

豊岡尚資

「船よせて誰かきくらむくれそむる 浦よりおちの入相の鐘」

作者不明

作者不明

蛟水

「あけつ神とは鎮まりまもりませ 立花さとの青人草を」

今川貞世

今川貞世

「旅衣袖もぬれけりあまおとめ めかりの浦の浪をたよりに」

ほこ水

ほこ水

「ほこ水に船人ともの瑞気哉」

三条実美

三条実美

歌島

「春立たば又帰り来ぬ歌の島 やはたの山の松をしるべに」

長谷川桜南

長谷川桜南

遊橘村

「渓脈南に奔って路漸く低く 村家樹を隔てて午鶏啼く 看るに堪えたり墾闢に人力を盡くすを 一境の山芋畦ならざるはなし」

愛宕民部大輔通直

愛宕民部大輔通直

岡島櫻花

「岡島やさけるさくらの花さかり かすみとともに匂ふうみ面」


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