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12月に入り、吉和漁港周辺では、デベラの天日干し作業が始まりました。
デベラとはタマガンゾウビラメの尾道での呼び方で、正徳町の笹井淳二さん宅では、約75年、三世代にわたり、屋上でデベラの干物づくりを行っています。
うろこと内臓をとって素干しにし、4日~1週間程度、潮風に当てて干していきます。口からエラへ縄を通されたデベラがずらりと並ぶ様子は、尾道の冬の風物詩。
大きいものは焼いてから開いて骨をとってから、小さいものはたたいてデベラ酒にするのが、笹井さんのおススメのいただき方だそうです。